なんでわたしの名前知ってるの??


一気に恐怖のどん底に落とされた


おじさんは近づくのを止め、その場所に胡座をかいて
座った。



そしておもむろに口を開いた



「華輝って名前はな、どんな場所でも華の様に美しく輝いてほしいと思って伊吹と作った名前なんだ」



「母さんと?」



「あぁ、そうだ。最初、パッと俺が思って言ったら伊吹がひどくその響きが気に入ってな」


そう言いながら、おじさんは優しく頭を撫でながらもう一度



「華輝」



そう呼んでくれた。