俺達も女の子のところに行き、静かに腰を下ろしてまじまじとその光景をいていた。


すると、障子のほうから楊が来て


「ちょっといいか」


と、呼びかけて出て行った。


その後に続くように隣の広間までいくと


楊が眉間にしわを寄せて座っていた。


その前に俺と奏が座り、横の部分に父さんが座ると


楊が口を開いた。


「あの子、墓の前時間もいたみたいだ。


だが、俺が近づいた瞬間走って逃げたと思えば急に止まってなにかを見ていた」


「なに見てたんだ?」


俺が問いかけると


「それが、



「いゃぁああああああああああああ」



楊が答えようとしたと同時に甲高い女の子の叫び声が聞こえた。