その笑顔は反則、




「同じ部屋の子にさ川崎くんと同じ中学の人いたんだけどね、」


帰りのバスのなか、

目をキラキラさせながらなおが話し始める



「彼女さんは今大学3年生で、付き合うことを親も先生も大反対して、」

「うん、それで?」

「1回駆け落ちしたらしい。」

「駆け落ちっ?!」



「ま〜当時は中1と高3だったしね。軽く犯罪」



最後にあははとなおは笑う




「でもそれくらい魅力あったのかな〜」

「どっちに?」




「……どっちも。」