「あんたなんか生まれてこなきゃよかったのにな!!」
バシャッ
とどめにどこからか持ってきた水をかけられる。
「あ、そろそろホームルームの時間だよ」
「マジ⁈ゴミに構ってる場合じゃないじゃん!」
「この前までなら普通にサボってたくせにー」
「今の担任かっこいいしー!」
あははは、と遠ざかっていく笑い声が耳に障る。
私は…ずっと1人…?
誰も助けてはくれないと頭では理解していても心がなにかを期待している。
誰かが助けてくれるかもしれない、なんて。
「ばかだなあ、私…」
仰向けに寝そべりながら青い空を見て涙が流れた。

