「やっぱり!すっごいかわいい!!」



またまたぎゅーっと抱きしめられた。



「ぐるじ…」


「ごめんごめん」



あははと笑いながら離してくれた。



「それに…マシにはなったけど、可愛いわけじゃないし」


「何言ってんの!すっごいかわいいじゃん!」



朔のほうがかわいいし、私なんて底辺からちょっと浮上したくらいで…。


でも、嬉しそうで楽しそうな朔を見るとそんな事はどうでもよくなった。


まあ…いいや。


それから眼科に連れていかれ、コンタクトをかって、明日からこの格好で学校に来ることを約束させられてから朔と別れた 。

久しぶりに楽しい時間を過ごして、私は浮かれていた。