「ね!遊びに行こうよ、瑠榎!」 3人で話していたはずの朔がパッとこちらを向いて楽しそうに話す。 「え?授業…」 「そんなのサボっちゃえ!今だってサボってるんだし!」 「え…」 ニッといたずらっ子のように笑うと私の手を掴んだ。 「ほらっ!行こう!」 「ちょっ…朔?!」 佐山くんも里仲くんも止めることなく、そのまま朔は私の腕をつかんで街まで出てきてしまった。