Maria ~私の心を貴方に捧ぐ~

『何買うんだよ』

「本だよ」

『本!?お前そんなもん1人で買いに行けよ』

「いいじゃん!!1人より、誰かと出かけたほうが楽しいんだもんっ!!」



京ちゃんと出かけると、もっともっともっと楽しさ倍増だけど、それは秘密。


面倒臭そうな京ちゃんの手を無理矢理引いて、大型の本屋さんに足を踏み入れた。


ここは絵本の種類も豊富だから、面白い絵本がたくさん見つかる。



『あぁ~生き返る~』

「京ちゃんも一緒に選んでね」

『選ぶって、何の本買いに来たんだよ』

「絵本だよ」

『妹にか?』

「違うよ、病院にいる子供たちに」



私が笑って答えると、京ちゃんも優しく笑い返してくれた。