笑うなぁ、と泣きながら枕やら置物やら本やらを投げつける彼女はいつにも増して可愛く思える。 投げられるのも飽きて、両手を抑えて「どうどう」すれば、彼女は俯いて顔を見せてくれない。 …うん、可愛いなぁ。 滅多に見れそうもないからもう少し見せてほしい。 …あれ、変態発言か? いや、空気を察するにそんなことはないはず。 「いつから?」 「なにがですか」 「だから、『好き』の意味が変わったのは」 彼女は大人しくベッドに座り直すと、いつもの落ち着いた口調に戻った。 「高校…から」