貴女は僕の運命の人ではありませんでした





照明を薄暗くして、お互いの服を脱がせ、生まれたままの姿。


薄明かりでもトモの綺麗な身体ははっきり見えていて、ますます俺は欲情した。




チュっとおでこに軽くキスを落とすと、トモが俺の顔を両手で押さえてキスをしてくる。




・・・もう、だからそういうの・・・止まらないんだってば・・・







俺の気持ちに早く応えてよ・・・


俺の事早く好きになってよ・・・


俺はこんなに好きなんだから・・・







愛情のこもった愛撫ってこんなにドキドキするんだ・・・


もっと気持ちよくなって欲しい、もっと俺を感じて欲しい・・・





「...貴司...もう...」




「...うん。俺ももう限界...」









初めてトモとひとつになって、こんなに心から嬉しいと思ったことはなかった。






「...ッはっ...トモ...トモ...」




俺の下で恍惚な表情をするトモと目が合う。







「俺...トモが好き...」








セックスの最中に自分からこんなことを言ったのが初めてで・・・



自分でも驚きで・・・







トモは、「...うん」と微笑むだけだった。