貴女は僕の運命の人ではありませんでした




触れるだけのキスから、深い深いキスへ・・・


トモも俺の深いキスを受けてくれて、それに応えてくれる。


トモの上着の裾からゆっくりと手を滑り込ませると同時に部屋のチャイムが鳴った。


そんなチャイムなんてもちろんシカト。




「...た、貴司、コーヒー来たんじゃない?」




「...いいよ。玄関に置いておいてくれるから...って、キスしてる時に喋ると舌かむよ?」




「...はぁ....っんん...」





・・・もう俺の舌も手も指も・・・気持ちも・・・止まらない。




目の前のトモが欲しくて・・・



目の前のトモを俺のものにしたくて・・・



理性とかそんなの関係ない。



好きな人をとにかく抱きたい・・・






「...トモ...ベッドいこ...」





「...うん。」





俺は乱れた服のままのトモの手を引いてベッドに誘導した。