貴女は僕の運命の人ではありませんでした




仕事が終わり、急いで自宅に戻った。


スーツを脱ぎ捨てて、そのままシャワー。


髪を片手で乾かしながら、智香さんにメールする。




“今帰宅したよ!何時頃迎えに行けばいい?とりあえず、一度実家に行ってユニフォームとか置きに行きたいから19時以降なら俺はOKだから♪ ”




着替えて、明日の野球の用意を持って自宅を出ようとした時、携帯が鳴る。




“19時半でお願いしまぁす!あたしの家知らないよね?原田駅の大通りにS薬局あるでしょ?その裏の茶色い5階建てのマンションだよ~”




“了解!んじゃぁ、19時半に迎えに行くから”




そうメールを返しながら、車に乗り込んで、荷物を後部座席に置く。


時計を見ると、18時半前。




・・・洗車・・・行けるよな。


はじめて俺の車に乗ってもらうんだからせめて綺麗じゃなきゃ・・・




俺は実家には寄らずにそのままガソリンスタンドに向かった。