貴女は僕の運命の人ではありませんでした





「さぁて...中途半端に脱いだついでにお風呂入ってこよっと!」




純が軽く嫌味っぽく言ってバスルームに消えた。


さっきまでの酔いと目まいが嘘みたいに無くなった俺は携帯に手を伸ばした。





“返信遅くなってごめんね!!映画観てたの!!ご飯も食べずに帰ってきたからお腹ペコペコだぁーー!!”




と、智香さんからのメールに・・・ホッとした。


・・・なんだ・・・彼氏とシテなかったんだ・・・良かった・・・




“そっか。じゃぁ、明日はまたカツ丼食べに行っちゃう?”




送信してすぐに携帯がバイブする。


もしかして、俺のメール待っててくれたとか?・・・なんて自惚れてみたり。




“うん!いいねぇ♪カツ丼♪ ”





智香さんがクシャっと笑っている姿が目に浮かぶ・・・


もう、俺・・・気持ち抑えらんないわ・・・


彼氏が居てもいいから・・・


俺の気持ち知ってほしい・・・


少しでも俺の事を考えて欲しい・・・



欲を言えば・・・彼氏よりも俺を・・・だけど。






“俺・・・智香さんに・・・めちゃくちゃ逢いたい”






そう一方的にメールを送って、電源を切って携帯を閉じた。