「触んなよ...」
冷たい目で純を見ると純は“しまった”という顔をして俺から離れてヘタっと床に座り込んだ。
「...たかちゃん...ごめん...ちょっとやりすぎた...
ごめんね、ごめんね...」
純はどんどん涙声になっていく。
でも、それに同情する気も、許す気も全くなかった。
俺はスッと立ち上がり、純を見下ろす。
「...俺野球あるからもう行くわ。」
「...嫌っ!たかちゃん!ちゃんと話したい!!
ごめんね!あたしがバカなことしたから...だから怒らないで!!」
あぁ・・・
もうマジで完全にダメだわ・・・俺。
「俺は...お前と話す気もないんだけど?」
そう言ってそのまま部屋を出た。

