貴女は僕の運命の人ではありませんでした




「人の気持ちなんてわかんないしね...」





「...じゃぁ。これからできるだけ毎日俺と逢ってよ。そりゃぁ、会社の飲み会とか麻雀とか付き合いがある日は無理かもしれないけど...少しでも彼氏よりも俺との時間を増やしたい...いい??」





「...できるだけ...なら。」





トモはニッコリ微笑んだ。





今のトモの気持ちがわからない。


彼氏とは別れる気はなさそうだけど、でも俺とも近付きたい・・・


そんな感じがする。


彼氏に埋めてもらえない分を俺で埋めているのかも・・・


でも、それでもいい。


少しずつ・・・少しずつ俺の存在を大きくしていけばいいだけだから・・・





「トモ、もっとくっついて...」



俺はトモをギュッと引き寄せた。


俺の喉元にトモの顔が埋まる。


ちょっと顎を引いて、トモの前髪に唇を寄せた。




「もうすぐ・・・京都だね」





「うん♪楽しみ!」





「二人でいっぱい楽しもうね。ずっと手を繋いで歩きたいし、ずっとくっついていたい。」





「...うん。」






・・・本当に楽しみだ・・・