トモが返事をしないからそれは肯定だと受け止めてしまう・・・
同じベッドで一緒の布団に入って・・・セックスはしなくてもキスはする・・・
勝手に想像して、その勝手な想像に段々と腹が立ってくる。
彼氏がトモに触れた事が許せなくて。
今朝のあの複雑な表情のトモの姿も思い出してしまい、ますます彼氏に怒りを覚える。
「...ねぇ、トモ。昨日彼氏と一緒に居る時さ...俺の事を少しは思い出してくれた?」
トモの胸元の“俺の印”を指でなぞりながらそんな事を聞いてみた。
「...意地悪言わないで。」
「意地悪??」
「だって...貴司の印がついてて、貴司を考えない訳ないじゃない?」
「ホント??」
「...彼氏と話してても...彼氏と一緒に居ても...ずっと貴司の事は頭にあったよ。」
「そっかぁ。だったらいいんだけど。ってか、トモさ、彼氏と付き合う意味あるの?今朝みたいに抱きしめられてても、あんな顔するなんて...」
「...付き合う意味...かぁ。なんだろうね...自分でもわかんない。他に女居るってわかってて付き合い続けるなんておかしいのかもしれないけど...でも。彼と過ごした時間が長いから別れる意味も感じられないっていうか...」
「...じゃぁ。彼氏よりも俺との時間が増えたら...彼氏と別れるかもしれないんだよね?」

