貴女は僕の運命の人ではありませんでした




トモは抵抗する事もなく・・・


でも、とても複雑そうな顔をしていた。





他に女居るくせにトモの彼氏気取ってんじゃねーよ。


トモに気安く触れてんじゃねーよ。





「ププっっ!!」





いつの間にか信号が変わっていて、後ろの車にクラクションを鳴らされる。


そのクラクションの音でトモは俺の存在に気付いた。


目が合ったのはほんの一瞬・・・


その一瞬でトモの表情は一気に曇っていくのがわかった。


俺はすぐに目を逸らし、前方を見やる。







なんであんな複雑な顔してるのにその彼氏と付き合う意味ある?


なんで俺じゃないの?






俺だったら・・・絶対あんな顔させない。


ぜったい・・・


彼氏から奪ってやる・・・


ぜったい・・・


俺しか見えなくしてやる・・・