貴女は僕の運命の人ではありませんでした



「あ...言うの忘れてた...今週月末だし、仕事忙しくなりそうなんだ。きっと日付変わる頃にしか帰れないと思うから。俺帰って来ても寝るだけだし、純、退屈になると思うから...」



・・・“ココには来ないでいいよ”はあえて言わない。けど、ここまで言ったら伝わるだろう。




「...え。そんなに仕事大変なんだ...?いいよ!勝手に寝てるから♪」




「へ?!...多分一言も喋ることなく寝ると思うんだけど...」




「一緒に居たらだめなの?...なに?あたしに来て欲しくないみたいじゃん...」





「そ...そういう訳じゃないけど。あ!あと、27日仕事終わってすぐにそのまま出張行くからさ!」




「ほぉーーい!どこに出張?」





「京都...だったかな。」





「へぇ...いいなぁ。あたしも行きたい!ってか、お土産宜しくねぇ♪...はい、パンどうぞ。」





テーブルにパンとカフェオレを置いて、当たり前のように俺にぴったりとくっついて座ってくる。


このいかにも“誘ってます”モードがとても嫌で・・・


コレがトモなら即ベッド行きなんだろうけど・・・





「...あ。俺、そろそろ仕事行くわ!資料作りしないと...」




「えぇ?もう行くの?!?!やだぁ...」




上目遣いで俺を見る純に嫌悪感を感じて、急いでパンを口に放り込んでカフェオレで流し込んだ。