『私っ…高杉くんの事が…好きです、』


同じクラスの高杉隼人くんに
想いを伝えた


6月のじめじめとした空気の中ー…。私の声だけが教室に残る。幸い他の人はいない

あぁもっとさっぱりした時期←に告白した方が良かったんじゃないか
夏前に恋人になれたら海や縁日、花火大会に一緒に行けるとか夢見てた私が馬鹿だった



「ごめん……。今は誰とも付き合う気は無いんだ、」


ほら

目に見えてた答えだったじゃない



『ははっ、大丈夫だよ!!聞いてくれてありがとう!それじゃあまたね!』


ガラッとドアを開けて走る

人生初の 告白そして失恋