｢は？｣


｢だって結城は私を
好きになったんだよね？｣


｢そうだよ、だけど百合が負け｣

｢なんでよ!!!｣


なんだか普通に話せて
素直に喜んでる私がいる



｢抱きついてきたし
抱き締めてって前も言ったしな｣


結城はクスリと笑う
そんな姿も凄く惚れてる






｢違うもん!!!｣


｢はいはい分かったよ
おあいこな｣


まるで子供を宥めるかのように
私の頭をポンポンとする