「……冬梧!!?」


「!?」


急に晃生さんがキレたように麻白君の名前を呼ぶ。


「……キレた?久しぶりに出ちゃいそうだね~『刃のアキ』が…」



「冬梧てめえ~!!」


いつもの晃生さんの優しい声音と違って低いドスの利いた声が車内に響く。



「…星崎はまだ知らないんだろ?」


「!?」