「……」


教室に入ると麻白君はクラスの男子と喋っていた。



珍しい光景。
取り巻きの女子たちと一緒に居るコトの多い麻白君。
同性と居るのは稀だから…


SHRの開始のチャイムが響く。


麻白君も私の隣の席に着く。


「おはよ…」


「おはよ」


麻白君から挨拶。
私も慌てて返した。


弟の麻白君もカッコいいけど…


やはり私の眼中には入ってない。


私は晃生さんオンリー…ーー