俺は会社に不満はない。 でも今の仕事は本社と違って遣り甲斐のある仕事ではなかった。 それに由真ちゃんを家族と引き離したくなかった。 「「ただいま~」」 玄関先にはお風呂あがりでパジャマ姿の由真ちゃんが俺たちを迎える。 風呂あがりで白い頬は上気してほんのり紅い由真ちゃん。 おまけにシャンプーや石鹸に匂いを漂わせていた。 「お帰り…早かったのね~」 「由真…聞け!!!晃生君…ウチの工務店を継いでくれるそうだ!!!」 「えっ!?」 由真ちゃんは瞳を円くして俺を見つめる。