「あのう~」


仕事の話に熱中している二人に私は勇気を出して口を挟む。



「由真ちゃん?」


「由真か…お前居たのか…」


お父さん…酷い!!


「お弁当作って持って来たんだけど~」


「由真ちゃんが作ってくれたの?」


「うん…まあ」


「ありがとう~♪由真ちゃん」


早鐘を打ち始める私の心臓。


遠距離で逢えない晃生さんはいつまでも私のドキドキさせてくれる。