それを脇でお父さんは黙って見守っていた。


ウチの弟は将来…工務店は継がず…今…熱中しているサッカーでプロ選手を
目指すと私たち家族に宣言!!



お父さんは呆れたように聞いていたけど…
無理だとは言わなかった。



「……左官屋の田辺さんの話では…今日一人…休みの職人さんが居るみたいです…
まあ~少しくらいなら俺も手伝えますし…新たに手配するコトはしませんけど
いいですか?社長」


「晃生君がそう言い切るなら任せる…」


「ありがとうございます」


以前からずっと仕事しているような雰囲気の二人。



それよりも二人して私の存在に気付いてない様子・・・