「終った……」


晃生さんは私の肩に頭を寄せて来た。

かなりアルコールの匂いがキツイ・・・
素面も私まで酔いそうな気分



「……お酒を飲んだら…寝るのに今夜はどうして?」


「俺が寝てる間に他の男に…口説かれたりしたら困るだろ?」


「え、あ…」


それはありえないと思うけど・・・

晃生さんの顔は真顔。



暗い車内・・・

行き交う車のライトが時折…私たちを照らす。