「俺も組織を束ねる社長としては…仕方がない……穏便にしたいが…どうも…役員連中がうるさいんだ…すまない……晃生……」




「いえ…」



「待遇面や給与面に関しては…人事部長の方から説明がある……」



「俺はいつ大阪に……」



「年明けからだ・・・」



内線が電話が響く。


「もしもし……」


電話を取った社長を尻目に俺は社長室を出て行く。