「居る…瑞香だ・・・瑞香がどうした?」


「俺の弟の彼女を拉致した…お前の組の者を使って…頼む…お前の力で…彼女を探してくれないか?」


俺は深く早木本に頭を下げた。



「……たくっ…あいつ・・・頭を上げろ…アキ…瑞香の居る場所は分かる…つるんでいる
連中も分かっている…今から行くぞ…」



早木本は椅子を立ち上がった。



「急用だ…店番は頼む…光」


「はいはい…」