「……課長…一身上の都合で早退させて頂きます!!」 俺はそう一言…課長に伝えて…返事を待たずにオフィスを飛び出した。 「待ってよ!?晃生…」 「!?」 俺の後を追い駆けて来た菜摘さん。 「今夜は舞の誕生日よ!!3人でお祝いする約束だったでしょ??」 「…俺はどうしても外せない…用事が出来た…すまない」 「待って!!訳を教えて!!!」 菜摘さんはしつこくエレベーターホールまで付いて来た。