「気が付いた??星崎さん」 鈍い音を響かせて鉄の扉が開く。 開かれた扉から外の光が差し込む。 でも陽の傾きかけたオレンジ色の光。 もうすぐ陽が落ちて・・・ 夜が来るシグナル・・・ 「久米村さん・・・」 「……あなた…可愛くもないのに…何でモテるのかしら?」 「……」 私は何とか身体を起こして久米村さんを見つめる。