【完】スーツの彼氏×制服の彼女

校門も潜ると・・・噂の久米村さんが麻白君を待っていた。



「おはよ~麻白君」
いつもの久米村さんのワントーン上がった可愛い声で麻白君に挨拶して来る。



隣の私はシカト。



「麻白君…本当に星崎さんと付き合うつもり?」
打って変わって可愛い声が低くなって麻白君を詰りつけた。



同一人物とは思えない…その声に私は底知れない恐怖を感じずにはいられない。



「……ああ…だから…取り巻きも解散だ…」



「ど、どうして!!?麻白君…私じゃないの??彼女は兄貴がスキなんでしょ?」


麻白君に抱きつく久米村さん。