「・・・」 晃生さんは髪を風になびかせて山の風景を見つめていた。 でも何処か虚ろの瞳。 晃生さんの瞳には紅葉した山のステキな風景なんて見えてない。 視線も心も別の場所を彷徨っている。 「探しました……晃生さん」 「由真…ちゃん!?」 呼びかけて初めて晃生さんは私の存在に気付いてくれた。