「由真ちゃん・・・!?」



晃生さんが私の俯き加減の顔に左手を掛けて…自分の方に向けさせる。



「……」


頬にかかる晃生さんの手。


晃生さんは私に顔を近づける。


私は瞳を閉じた…


私の唇に触れる柔かいモノ…



それが晃生さんの唇だと分かっていた。