晃生さんは私をダンス会場の体育館から連れ出す。



「何処に行くんですか?」


「俺がいつも居た場所…」


「!?」


ダンスは出来ないと…晃生さんは出てしまった。



でも私は一緒に居られるだけで満足。


「……閉まってるか~」


本校舎の扉は何処も閉まっていた。


渋々…晃生さんは諦めて…裏庭へと足を向ける。