━「やーーっ!!」


道場で響き渡る私の声。

皆がビックリして私に注目する。




「なんか今日、真珠気合入ってるよな。」

「何があったんだろ。」



そんな陰口も聞かないで、私は次々と相手を倒していった。




(稽古でもして、気分を落ち着かせようと思ったんだけど...。)


花見ちゃんにずっと見られてる気がするんですけどー!!




そう。
さっきから、私が稽古している姿を見つめてくる花見ちゃん。

その視線があまりにも痛くて...。



稽古に集中できない。