本気だして馬鹿みたい。

まぁ、そりゃそうだよね。


可愛くて女の子らしい花見ちゃんが、本気で勝負してくるわけないし。


(さっきので、土方さんも花見ちゃんに心を奪われたのかな…。)

私はうつむいてそんなことを考えていた。


それに比べて私は…。

「……はぁ…。」

私は深くため息をついた。

そこに斎藤さんが。


「朝食の支度を手伝ってくれ。」

「え、あ、はい。」



それから私は朝食の支度をするハメになった。