そう…。
そうだよ。
新撰組は幕府…京を守るために戦ってるんだよね。
困ってる人を助けて…ピンチな人を助けたり…。
「…新撰組って、なんだかヒーローみたいですねっ!!」
「なんだ??ひーろーって。」
私は土方さんに思いっきり微笑んだ。
私だって土方さんに助けられて今、ここにいるんだし。
新撰組って、いつまでも、ずっと私の憧れだ。
「土方さん…。私、これからも頑張ります。」
「なんだ、いきなり。」
「誠の武士になれるように…頑張りますから!!」
「…勝手にしとけ。」
土方さんがプイっとソッポをむいた。
私は「くすっ」と笑うと立ち上がった。
「もう寝れそうな気がします!!おやすみなさいっ」
「ああ。」
そう言って自分の部屋に戻った。

