「……っ……!!!!!」


全員斬り終え、私は刀をしまった。

私の隣に何時の間にか、土方さんがいた。


「…どうした??」

「…な…んで、なんでっ…??」

「?」


私は唇を噛んだ。


「なんでこんなに人を斬らなくちゃならないの…??…たったこれだけのことで、こんなに多くの人の命を奪ってしまう。…一瞬で。」


私はたくさんの死体を見つめて呟いた。

涙が一粒、こぼれ落ちる。


「…真珠…。」

「私は…私は…!!……何をしてるの…??土方さんたちだって分かってますよね…??」

「……。」

「殺した人も、殺された人も…こんなことを望んでるんじゃないことを。」

「!!」

「…お互いを傷つけ合うって…本当に辛いです…!!」


私がそこまで言うと、誰かが叫んだ。


「総司っ!!お前大丈夫か!??」

私たちはその声に気づき、一階へ降りる。

そこには、咳き込んでいる沖田さんの姿があった。


「総司がどうした!!」

土方さんが沖田さんに駆け寄る。

すると、原田さんが説明し始めた。


「さっきから血を吐いているんだ。咳も出るし…。」

「…!!」

私も沖田さんに近づいた。
沖田さん…すごく苦しんでる…!!