新撰組と一人の少女-sinzyu-(再)





私は近藤さんの話に首をかしげた。


「ああ。もうすぐ京の町に火を放そうとしているらしい。」

「そんなっ…!!」

「奴らは今夜にでも火を放つだろう。だから、俺たち壬生浪は今夜、近藤隊と土方隊と別れ、池田屋と四国屋を攻める。」

「……。」

「本命は池田屋か四国屋…。」

「…そうですか…。」

「真珠ちゃんも来てくれるよな??」

「えぇっ!?私なんかが行ってもいいんですかっ!??」

「ああ。来てくれた方が助かるんだが…」

「喜んで!!ありがとうございますっ!!」


皆さんの役に立つことならなんでも…!!
私はウキウキと自分の部屋に向かった。

緊張もするけど…。
これは私が活躍するチャンスでもあるんだ。