新撰組と一人の少女-sinzyu-(再)





───「やぁあぁあっ!!!!」


私は思いっきり木刀を相手の腹を目掛けて振った。

それからも、次々と相手を倒していく。


「…はぁ…はぁ…。」

「おい、真珠。今日はやけに気合入ってるな。」

「原田さん…」


私は頷いた。


「はいっ!!昨日のことが悔しくて…。稽古を思いっきり頑張ろうと思って!!」

「…そうか。…頑張れよ。」

「はい。」


原田さんが帰ると、私はまた気合をいれて稽古にはげんだ。

強くなりたい…ただそのためだけに。


「やーっ!!!!」


一日中頑張ったせいか、その夜、筋肉痛。


(これくらいで諦めないもん…!!)