新撰組と一人の少女-sinzyu-(再)





いつまでも流れ続ける血。

白目をむいた死体。

周りから聞こえる呻き声。



「…あ……、……あ…」


私はその場に座り込んだ。

私の服や腕、足にも血がついている。



怖い…!!

怖すぎる…!!



「おい!!真珠どうしたんだよ!!」


永倉さんの声がどんどん遠ざかっていく。


私はゆっくり目を閉じた。