新撰組と一人の少女-sinzyu-(再)





岸辺 豊太郎が私に刀を振り回してきた。


私は刀を抜き、岸辺 豊太郎の刀を受け止めた。



「このぉ……!!!!!」



…物凄い力…!!!!


私は目を閉じた。


無理……!!!!



「おりゃあっ!!!」


次は腹を目掛けて、刀を振ってきた。


私は諦めかけてた。



(パパ…、私…弱くてごめんね…。)



死ぬ…と思ってたのに…。



私は誰かに思いっきり押され、地面にぶっ倒れた。


じんじんと痛む足を抑えて、起き上がった。




「…あ…れ…??」



岸辺 豊太郎は…私と戦ってた…はずなのに…



誰かと斬り合っている。


でも、ぼやけてよく見えない。



…でも、その人はすごくカッコいく見えて、私はすぐにあることを決心した。