新撰組と一人の少女-sinzyu-(再)





ー「………どうしよう。」


私は1人、呟いた。

あれからもう1週間も経ってしまった。

というのにまだ答えが見つからない私。


おばさん達はもう慣れたみたいで、毎朝朝食作りに励んでいる。

私ときたら部屋にこもりっぱなし。


考えても考えても、無駄な時間を過ごしているように思える。

私は立ち上がり、ゆっくり障子を開けた。


「…眩し…」

太陽のひかりが、私の顔を赤く染める。

私は片目を閉じながら、太陽を見つめた。


久しぶりに見る太陽。

そして庭。


皆とも、この頃あまり顔を合わせていない。

道場にも顔を出してないし。



「…はぁ……。」


私は深くため息をつくと、その場に座り込んだ。


「…どうしよう。」


この言葉を口にするのは、今ので何回目だろうか。

1日に100回以上は言っている。


「…何がどうしようだって??」

「…はわわっ!!!!」