こんな戦いが始まったキッカケは、全部私のせいだ。

羽織が血で真っ赤に染まるまで、私達は汗を流して戦った。


ごめんなさい。

本当にごめんなさい。

私のせいでこんなことになってしまった。


そのせいで皆はーー…!!




「…ご…めんな…さい…!!」


全員を切り終えると、私は雨のように涙を流し、皆の前で深く頭を下げた。

心が申し訳ない気持ちで破裂してしまいそうだ。


「…私のせいで皆さんはっ…!!…私…、私…!!」

「…真珠…。」


隊士の中には深い傷をつけた者、軽い傷をつけた者、…中には息をしない隊士もいた。

それが全部、自分のせいだと思うと、心が締め付けられたように苦しくなる。


「…もう、私…!!」

「…落ち着け、真珠。」


私の頭に、土方さんが軽く手を置いた。


「お前のせいじゃねぇ。お前が責任をとらなくたっていい。」

「…そ…んな……!!」


無理です、そんなこと。

そう言おうとしたとき、隊士の皆が大きく頷いてくれた。


佳代ちゃんが私に微笑みかける。


「そうよ。真珠ちゃんはもう私達の大切な仲間だもん。」

「そーそっ!!だから真珠のせいじゃないってば。花見達は当たり前のことをしたまでだよ。」


花見ちゃんが鼻を鳴らして、得意げに言った。



私は瞳を輝かせた。




私…、私…、