「おい!!!!」
聞き慣れた声が、響き渡った。
私は声のするほうに振り向く。
新撰組の皆の姿があった。
私は目を大きくして、その姿を見つめていた。
「お前らの相手は、俺らだ。真珠に手を出すんじゃねえよ。」
土方さんが、必死になって言った。
私は涙目で、土方さんを見つめていた。
助けにきてくれた…!!
土方さんだけじゃない。
斎藤さんや、原田さん、永倉さんも、近藤さん。
佳代ちゃん…それに花見ちゃん。
「なんだぁ??てめぇら。…てめえらも新撰組かぁ?」
「ああ。」
「こいつらもまとめて斬れぃ!!!」
それから、激しく、長い斬り合いが続いた。
もちろん、私も戦った。
何人もの人を斬った。
数えきれないほど。

