“拓斗が好き”って言おうと口を開いたら


「あの〜…、お二人さん。甘い雰囲気のところ悪いけど、俺の存在忘れないでよ…」


と山下君は遠慮がちに言ってきた。

あっ…。完全に忘れてた(汗)


それは拓斗も同じようで


「あぁ、悪い。お前のコト完全に忘れてたよ」


と謝っていたけど、全然悪いとは思ってないようだ。

「ひでぇ!!」



「てか、お前、この空気読んでどっか行けよ。せっかくいい雰囲気だったのに…」


拓斗は拗ねたような不機嫌なような顔した。