た、叩かれる!

と目を瞑った。
……けど、中々痛みがこないから、片目を開けたら


えっ…。



あたしの目の前には、誰かの背中があって、白石さんの手を掴んでいる。


その誰かは


「…白石さんだよね?何してるのかな??」


拓斗だ。


拓斗は優しい口調だけど、オーラが物凄く黒い。


…拓斗、すごく怒ってる(汗)



そんな拓斗を見て白石さんは


「べ、別に何も…」


と顔を真っ青にしていた。

「ふぅ〜。……もしまたくるみに手出したら、女でも許さないからね」