「よっ」


天界へ引き上げると、時雨が待ち構えていた。


少し、表情は固い。


「機嫌ちょっとは直ったか?」


「・・・まぁね」


溜息を吐く。


情けない時雨の顔を見ていると、脱力する。


それでなくとも、


舞子とのやり取りで少々疲れてしまった。