「・・・ハァ」


一方の時雨は、溜息を吐いた。


やれやれと、頭を掻く。


結局、相変わらず、


辛に振り回される日は続くのだ。


辛の背中を追い、時雨が叫んだ。




「辛ーっ!!


どっちカケる??」