ラヴァーズ・ゲーム

「辛、どした??」


胸を撫で下ろしたものの、


辛の顔は、鬼気迫るものだった。


完全に目の据わった、険しいながら、どこか虚ろな瞳。


キッと、時雨を見詰めた。


「ホレ薬作って!!協力なの!!」


途端、意思を持った強い瞳に変わる。