そして一人で降り立った人間界。


いつも通り恋の矢印を探していた。


「両想いさんみーっけ♪♪」


今だから思う。


辛は、卒業試験など簡単な事だと思っていた。


自分の力を過信していた。


だからこそ生まれた、


油断。